カーフィルムの安全性とは

先日、テレビのワイドショー番組で梅雨の時期の「布団干し」について特集していました。束の間の晴れ間を見て布団を干す。その苦労は大変なものですが、問題になったのは「ダニ退治」です。湿気と温度の具合がダニにとっては、この梅雨の時期は最適らしく、一番簡単にダニ退治が出来る方法として、晴れの日に車の中に布団を入れて一日乾燥させるのだそうです。つまり、一定温度以上であれば死滅すると言う事なのだそうです。50℃。それが最も効果的との事。

本題はカーフィルムですが、車の室内温度は上記の50℃以上になる事が殆どです。ボディーカラーによっても若干の温度差は生まれますが、それ位熱くなるようです。ボンネットで目玉焼きが焼けるなんて事も出来るぐらい熱いのです。考えてみれば、車自体が鉄板な訳ですから、その中に居るドライバーは堪りませんよね。尚且つエンジンが熱を持つわけですから、熱の塊とも言えます。

では、最低限度ドライバーが出来る事。それは、せめて運転中は快適に過ごしたい。ただその一点でしょう。自動車メーカーも紫外線対策、赤外線カットによるガラスの性能アップをしてくれていますが、それだけでは限界が有ります。ウィンドウガラス自体に色を付けるとしても、視認性・強度・紫外線の透過性の割合がガラスメーカーによってバラバラだからです。そこから先は、ユーザー側の好みと言うか、ある種の責任の範囲があるのです。

そこで、注目されるのがウィンドウフィルムです。フィルムの効果も様々で、上記にも示した通り、赤外線をカット出来る透明遮熱・断熱フィルム。車内のプライバシーを守り防犯対策にも有効なプライバシーフィルム。フロントウィンドウ上部に施工できるサンシールド。表面が鏡の様に光を反射させる効果のあるミラーフィルム。ガラスに色を付けて楽しむカラーフィルムや防犯に特化し、耐貫通性能をアップさせたセキュリティフィルム等用途に応じて様々なフィルムが発売されています。

カーフィルムを製造しているメーカーは色々あるかと思いますが、代表的なメーカーをピックアップすると、例えば、フィルム・テープ業界で高い技術力を持っている「3M」は高い遮熱能力をもつ「クリスタリン」等ラインナップが充実している。WINCOSはリンテック社が開発したノウハウ・技術力を基軸にしたカーフィルムブランド。ガラスの強度を保ち、高速鉄道の飛び石対策用として開発されたSTELLAは、昨今では対テロ対策用の防犯フィルムとして注目されている。新素材のITO(酸化イリジウムスズ)を採用し更なる遮熱性能を高めた「シルフィード」も注目されている。
中でもWINCOS・LINTEC社のフィルムは、世界市場でもお馴染で、殊に高級車での装着率が高いフィルムメーカーです。プレミアムカーに相応しいブランドと言えるでしょう。特徴は高級車の持つガラスの色に近い感じのフィルムカラーで上品な風合いを持っています。高級車の持つ雰囲気を殺さない美しさが有ります。無論、遮熱性・耐久性の高い材質であり、紫外線B波をぼぼ100%カットします。

また、高品質な無機IR剤を使用しています。中でもITOは高価な酸化インジウムを使用し、性質・性能・遮熱効果が半永久的に持続します。WINCOSでは全く新しく無機系「タングステン」を主成分としたIR剤を使用。独自の製品を開発しています。

同社のIR-90HDは、前席ウィンドウにも施工が出来(自動車検査の基準をクリアできる)可視光線透過率が89%と高い。紫外線に有っては99%カット。殆どフィルムの色が付いているか、いないかが分からない位の感覚で、高級車の持つガラスの上品さを壊さない。それでいて、安全に運転する上でも非常にメリットがある。無論、紫外線も70%カットするから、エアコンの効率も高くなり、エンジンへの負担も少なくて済む。
フィルムの色が濃くなれば可視光線透過率は下がり、プライバシーが守られるが、夜間の走行時に安全確認する場合は少し難ありとも言える。その辺りの「黒さ加減」と上品さの両立がフィルム選びでは非常に難しい。

最近では、どちらかと言うとファッション性と言うよりは、安全性・防犯にベクトルが向いているカーフィルムがおすすめ。あくまで任意の装着であるから、メーカーも絶対の推奨はしない。が、トータルで考えてフィルムの性能・効能を選びたいものです。法律もしっかりと把握したうえで、施工業者と相談して装着をお願いします。